Q. 教職員へのMS研修体制を教えて下さい。
A. 有料で、毎年、春・3月と夏・7月に実践園の教職員を対象に指導者実技研修会を行っています。MS教育法の基本的な考え方を学びますが、合わせて、具体的な実技指導内容を通して、日常の現場での指導が実際に出来るようにします。
ご案内は、全国新幼児音楽教育研究会(新音研)が致します。

Q. 園単独での研修は可能ですか。
A. 可能です。有料ですが、創始者の譜久里先生やインストラクター等を招いての研修が可能です。ご相談、ご依頼等の連絡は弊社までお願いします。

Q. 教職員の指導する際のピアノのレベルはどの程度必要ですか。
A. 高度なレベルは必要ありません。練習曲のソナチネのレベルであれば十分です。
普及の当初でも、右手の人差し指だけのピアノで指導をする人もいました。
現テキストでは、内容に準ずる収録CDを利用して指導することでも十分に可能です。

Q. 園児の絶対音感の習得には、どの程度の教育時間が必要ですか。
A. テキストは、2歳から6歳までの就学前の時期に、段階をおって自然に定着するような編集です。よって、幼稚園や保育園での集団での体験をテキストの指示通り、課題が消化できれば、就学前には誰でも音感が定着します。

Q. 一日に指導に要する時間はどの位必要ですか。
A. 幼児期の能力吸収の元は、繰り返しです。音感の定着は、赤ちゃんが母校語を獲得するプロセスに通じます。意識するにせよ、無意識であっても、聴覚が働く環境をつくることが重要です。具体的な時間でいえば、カリキュラムで課題を網羅して、毎日30分前後は用意して下さい。保育園では、午前と午後に同じ課題でも体験できれば結構です。幼稚園では行事等で制約が多くなりますが、MSの課題収録CDの活用で空き時間も上手に使いましょう。
また、毎日の課題の消化でも、その日の子供の上達度よりも、課題の消化度を優先させましょう。『昨日は出来なかったけど、今日やったら出来るようになっていた』。これが幼少の子供の成長の在り方の素晴らしいところです。